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園長だより

2010年12月

また今年も終わりが近づいて来ましたね。雪が全く降らない12月。今年も暖冬になるのでしょうか。。。私たちの気持ちとはうらはらに、子供達はみんな雪が積もるのを楽しみに待っている様ですけれどね。 さて、今日は私どもナーサリーが傘下として活動している移民日系コミュニティの拠点とも言える団体『トロント移住者協会(NJCA))』(以下、NJCAとします)のご紹介をしたいと思います。 ご存知でない方もいるかもしれませんが、当ナーサリーは『NJCA』の加盟団体として、色々な活動に参加しています。日系文化会館で開催される、お正月会 や夏のBBQパーティーなどはいつも私を始め、ナーサリーの先生達も手伝いをしています。このNJCAとナーサリーは同じ様な趣旨や目標を掲げています。 トロントに移住して来た日本人が日本語で話し、仲間作りをし、お互いを支え合い、これからの私達そして家族も含め、日系社会を充実した形で維持し、日本の心を次の世代へ受け継いで行こう、という活動をしているのです。 その『NJCA』はこの程、誰でもみなが憩い集える独自の部屋『バラルヒロコ・ルーム』を日系文化会館内二階に設けることができました。これは画期的な事であります。 以前までの日系文化会館と言うと、どうも移住者と言うよりは、昔ながらにカナダに滞在する日系人の集う場所と言うイメージがありましたが、11年前、 ナーサリーが日系文化会館内に開園された事により、日本から来たばかりの人達も、ここで生まれ育つ子供達もみなが日系文化会館を共有の場として過ごす様に なり、とても身近な存在になりました。 ただ、もう一歩踏み出すには、まだ日系文化会館は普段の生活の中で活用出来るまでになっていない方も多いでしょう。このバラルヒロコ・ルームが日系文化 会館に存在するようになり、誰でもがそこを活用出来る様になります。ただ集まり、団らんするだけでも良いかもしれません。グループが何らかの目的で部屋を 借りる事も可能でしょう。 1度、その『NJCA』のを覗いてみられてはいかがでしょうか?そこでどんな事が出来るのか、してみたいのか、また協会にして欲しい事などの希望を出してみるのも良いかもしれません。 私どもナーサリーも、今までに増してどんどん協力していきたいと思っていますが、NJCAでは日本語教育プロジェクトなども開催していますので、皆さんもぜひ参加して、子供達のこれからのためにも、『トロント移住者協会』に関与していって頂ければ嬉しく思います。 園長 池端 友佳理 追記: 園長便りにてバラルヒロコ・ルームの事を書いた直後に“子連れでの憩いの場としての部屋の使用方法に付き、現在話し合いが持たれている”との情報が入りました。良い方向にまとまる様、願っています。


2010年11月

今年のハロウィンは週末に当たりましたから、皆さんゆっくり楽しいトリック・オア・トリートを過ごされたのではないでしょうか。 私もハロウィンは行事の中でもかなり大好きなものの一つで、毎年ワクワクドキドキではしゃいでしまいます。かわいく着飾った園児達のコスチュームを見るの は特に最大の楽しみであり、かわい過ぎて笑顔の絶えない一日となりました。ナーサリーでも恒例のパンプキンカットをしましたが、自宅でも家族みんなで ちょっと凝ったカービングをして楽しみました。こういう行事は、いくつになっても良いものですね。 さて、新学期になり2ヶ月が過ぎました。園児達もそろそろ園の新しい生活に慣れて来てくれています。そこで気が付いた事があり、今日はその話題に触れてみようと思いました。 当ナーサリーでは、各園児ご家庭でお道具箱を用意して来てもらっています。カナダでは、普通ナーサリーやデイケアで全て用意されているので、保護者の中にはこのお道具箱についてあまりよく分からないと言う方も結構いらっしゃる事でしょう。 実は、日本ではこのお道具箱、ごく一般的なものであり、保育園や幼稚園に入る際は必ずと言って良いほど一式用意して持参します。入園と同時にお道具箱の管理の仕方を習います。 これはまず、各自が自分のお道具箱を持つ事で“自分のものは自分で管理する”事を、そして、自分の持ち物を大切にする事を学ぶためです。小さな時期からマ ネージメントの一つとして身につける事で、これが別のものや別の事に広がっていっても、きちんと自分の事は自分で出来る能力を付けていって欲しいと言う願 いがあります。 そんなお道具箱ですが、ものがなくなっても新しいものが補充されずにいる園児が多く見受けられます。この管理と、ものを大切にする心を育てるためには、子供達だけの力では当然無理ですし、先生も大勢の園児を見ているとなかなか細かい所まで見ていくのは難しいものです。 そこで、お家の方にもお願いがあります。これから毎月一度お道具箱を家に持って帰ってもらいますので、各ご家庭で子供と一緒に点検をして頂けたらと思いま す。描けなくなっているマーカーはないか、のりは乾燥してないか、クレヨンの色は十分であるか。。。など、細かく見てあげて下さい。点検のリストも一緒に お渡しします。 皆さん、忙しくて大変かも知れませんが、こういう小さな所から子供達の管理能力を育ててあげる素晴しい機会だと思って頂ければと思います。 どうぞご協力、よろしくお願い致します。 園長 池端 友佳理


2010年10月

新入園児もたくさん入り、新しいみかん組も加わり、まさに新学期の始まりと言った9月。子供にはもちろん、親にとっても新しい事がいっぱいで、戸惑いながらも目まぐるしい勢いで過ぎて行った月であった事でしょう。 我が家のひとり息子も今月から大学生となり、今までと全く違ったスケジュールの生活が始まりましたので、未だに日々戸惑いながら過ごしています。 カナダの大学は日本と違って、入る以上に卒業するのが大変とは聞いていましたが、全く本当の様で、まいにち勉強に励んでいて怖いほどです(笑)。家から通っていますので、まだまだしばらくは家族全員、色んな意味で慣れない日々は続きそうです。 小さな子供達は大人よりも環境に慣れやすい…なんて言うのは、子供が文句を言えないから、大人が勝手に思い込んでいるだけの事もありがちです。 ナーサリーでは年齢が上がると、上のクラスに進みますが、これだって子供達にとっては大変な生活の変化になっているんです。今まで全然大丈夫だったのに朝、いきなり泣き始めたり、ナーサリーへ行きたくないと言い始めたり…と言う様な事はありがちです。 全く違う環境の中、違うお教室で、違う先生と違うお友達とやって行かなければならないのですから、一大事な訳なのです。 ましてやこれが、新入園児となるとなおさらです! 今まで家の中で自分が中心で回って来たのが、ナーサリーと言う集団生活の中で、規則正しいルーティンの中、ルールを守って生活していかなければならないのです。精神的に不安定になっても当たり前と言える状況でしょう。 先ほどお話しした様に我が家でも子供だけでなく、親も変化について行くのが大変。これが小さな子になれば親子共々、もっと大変なんです。 ですから、皆さんのご家庭で、子供の事で戸惑ったり、悩んだり、疑問に感じてらっしゃることがあれば、どんどんクラス担任に尋ねて行って下さい。それ以 外に私個人でも、ディレクターの鶴崎にでも結構です。どんな小さな事でも、不安に感じながら過ごされる事のないよう、ご遠慮なく、こちらにお話しして下さ い。Eメールでも、電話でも結構です。予約して頂ければ面談と言う形を取ることもできます。 私達がお預かりした園児は、一人一人、大切な私共ナーサリーの子供でもある訳ですから、一緒に考えて行きましょう。各ご家庭と子供を中心にした連携を作っていける事を心より願っております。 園長 池端 友佳理


2010年9月

夏の初めは、30度以上の猛暑が続き、この夏は一体どうなるのか心配していましたが、結局8月の終わりには肌寒くてプール遊びも出来ない程になってしまいました。 そんな中、天候にも恵まれ、みんなが待ちに待っていた夏祭りも無事、楽しく終了することができました。 園児達が作った飾りやポスターに囲まれ、浴衣や甚平を着て来る子供達も多く、夏のお祭りの雰囲気満タン!!出店やゲームで皆、楽しいひと時を過ごすことができました。 保護者の皆様からのジュースやベイクセールのご寄付も今年はとても多く、心より感謝申し上げます。そのお陰で、子供達は安価で多くの買い物やゲームを楽しむが出来ました。 中には、「こんなにお安くて大丈夫なんですか?」と心配して下さっていた方も結構いらっしゃいましたが、基本的に、この夏祭りはファンドレージングが目的 ではなく、子供達が2?3ドルのチケットを片手に、あれもこれもと考えながら、食べ物を買ったり、ゲームをしたり出来る環境を与えてあげる事が目的です。 日本では、あちこちの街で夏になると、神社や町内会などでお祭りが開かれます。子供達は近所や学校の友達を誘い合ってそれらを楽しみます。 私にも覚えがあり、楽しかった屋台や盆踊り、その他の楽しい遊びを今でも懐かしく思い出すことがあります。 ナーサリーの子供達にもあの時、私が体験した様な状況を味合わせてあげたい。。。それが、夏祭り(元々は夕涼み会でした)となった訳です。 本当は、少しでも日本の神社などのお祭りの様にバラエティ豊かな、いわゆる『縁日』を夢描いた屋台を展開したいのですが、先生やボランティアの数にも限りがあり、今の状態が精一杯で、それでも、保護者の皆様のご寄付が豊富で、大きな助けとなっております。 また、園児達が作ったクラフトなども店先に並び、中には「これもお金取るの?」と言う様な作品もありまして(笑)、バランスを取るために他の商品を安くしたりしている訳です。 でも、自分達の作った物が売れると言うのは何にも代え難い喜びであり、こうして自信とありとあらゆるものへの一層の興味心に繋がっていくのだと思います。 この夏祭りがみんなの心の中にずっと想い出深いものとして残り、ふとした拍子に思い出してくれれば、とても嬉しく思います。 夏ももう終わりに近づき、暑くなったり、寒くなったりで、体調を崩しやすい時期ですので、皆さま、どうぞ気をつけて新学期をお迎え下さい。 園長 池端 友佳理


2010年8月

この夏は、例年ではJCCC内で開催されていたサマーキャンプが、ナーサリー内で行われている事から、卒園後のみんなの行き先と期待されている『りんご 組』の存在を間近で見ることができ、実際に大きな卒園生達と園児達とが触れ合う機会となり、思ってもいなかったメリットが見えており、嬉しく思っていま す。 日本語を維持して行く上で、“継続”の大切さを感じさせられました。 このカナダで日本語や日本文化が生き続けて行く。単純そうに聞こえながらも、日系人の歴史の複雑さを知っているだけに、改めて身を引き締めなければと言う想いです。 と言うのも、8月は特に日本人、日系人にとっては忘れられない、いえ、忘れてはならぬ月と言えるからです。 日本からのTV中継が容易になった今、この時期、毎年のように繰り返し流れる戦争に関する数々の番組。 そして、それは決して忘れてはならぬ追悼の行事であります。 今から65年前の1945年8月6日に、アメリカ軍が日本の広島市に、また同月9日、長崎市に投下した原子爆弾のため、広島で約14万人、長崎で約7万4千人もの一般市民が亡くなりました。 生き延びたとは言え、障害や後遺症を被り、多くの方々が普通の生活が出来ずに、苦しみながら生きて来られる姿も数多くありました。 年々薄れて行く第二次世界大戦への想い。 今も尚、世界各国で続く戦争。 第2次世界大戦での多くの体験を風化させる事なく、 全世界の中で唯一、核被害を受けた国として、核兵器絶滅のために、いえ、核兵器だけでなく、戦争の残酷さ、無意味さを訴え続ける意味でも、原爆の被害を受けた唯一の国として、日本は立ち上がるべきでしょう。 微力ながらも、私も小さな事から出来る事から、始めたいと思っています。 いつか訪れる平和のために。 私達の子供、そしてそのまた子供達の平和のために。。。 園長 池端 友佳理


2010年7月

無事ナーサリーの卒園式も終わり、涙、涙で多くの園児達を送り出すことになりました。 また、私の息子の高校卒業式にも行ってきましたが、こちらは何ともあっさりしたもので、卒業生の多さと式の華やかさに圧倒され、涙どころではありませんでしたので、かえって良かったです。 その息子も地元の大学に進みますので、これからまだ数年は自宅で同居ですから「また部屋が散らかってる」「食べたあとは片付ける」「音楽の音が大き過ぎ る」!!などなど、これからも顔を見る度、ぶつぶつ小言を言い続けることになるでしょう。あともう少し、母親業をエンジョイさせてもらおうと思っています (笑)。 ところで、7月に入り、異常な暑さが続き、昨年の冷夏とは比べられない夏の始まりとなりました。 そんな中、5歳の男児を含む、私の友人家族が日本から遊びにやって来ましたが、「涼しくて気持ちの良い夏のカナダ」を期待していただけに、ただただ驚いておりました。 毎日サウナ状態の中、私達はいちご狩り、ナイアガラの滝、ワンダーランドなど、めいっぱい外で過ごしたので、私は日焼け止めクリームを塗っていたにも拘らず、顔面真っ黒になってしまい、焦ってしまいました。 ナーサリーでは、日々、気温や紫外線情報に気をつけ、適切な対応をするよう心がけておりますが、今年の夏の日差しは例年よりもかなりきつい様ですので、ご家庭でもお気をつけ下さいね。 それにしても、私自身、小さな子供のいる私生活から随分離れていましたので、家庭内での5歳の子との触れ合いはとても新鮮で、時を忘れて楽しく過ごすことができて良かったです。 その家族が帰ってしまったあとは、なんだかぽっかりと穴があいた様に寂しく感じ「孫と離れて日本で暮らしているおじいちゃんおばあちゃんは皆、こんな気持ちなんだろうな」と考えてしまいました。 子供はあっという間に大きくなってしまいますから、皆さんも、子供が小さくてかわいいうちに一時帰国したり、写真やビデオを送ったりして、出来る限りの親孝行をして下さいね。 園長 池端 友佳理


2010年6月

6月がやって来ました。嬉しくも悲しい卒園シーズン。 多くの園児達が現地校に移る、大きなステップの時期です。 今年は特に英語クラス、メロン組の閉鎖もありますので寂しさも一入(ひとしお)です。 それに加え、今年は個人的に言えば、うちの18歳になる息子の高校卒業にも当たるので、色々な意味で大きな想い出の年となりそうです。 カナダではプロムと言う高校生活で一番大きなイベント、卒業記念ダンスパーティーがあり、息子もスーツを着て、おめかしをして素敵なガールフレンドをエス コートし、仲の良い友人達と共にストレッチリムジンなるものを予約し、会場に向かうという、贅沢な内容でお祝いをしました。 日本ではこのような風習はなく、また体験もした事のない日本生まれ、日本育ちの私にとって、プロムなんて、映画の中だけの世界だと思っていました。 そのパーティーの前に、卒業する子供達の家族が近くのパークに集まり、写真撮影会がありました。 ナーサリーに通う園児達同様、私の息子もついこの間まで私の手の中にある(と思っていた)かわいい男の子だったのに。 この前まで男子、女子ともに背比べしていた息子とその仲良しの友人達。 みな、すっかり見違える青年、レディー達に変身していました。 リムジンに乗り込み、それぞれの両親達に手を振り、パーティーに出発して行った一行。 目の前で我が息子、そして長い間ずっと仲良く一緒に育って来たその友人達が皆、一人前におしゃれして一人前な態度を取っているのを見て、その成長ぶりに嬉しくもちょっぴり寂しくも思い、涙が出て来ました。 そして、このあと主人と2人で自宅に向かう車の中で、 「ナーサリーの小ちゃくてかわいい園児達もいつかこうして大人になって行く日が来るんだね」と話しているうち、また涙が出て来ました。 どうしましょう!! まだ卒園式でもないのに、今から涙腺はゆるゆるです。 卒園するみんなと残り少ない時間を大切に過ごして行きたいと思う6月です。 園長 池端 友佳理


2010年5月

春真っ盛り!桜も見事に咲きましたね。   ご存知の方もあるかと思いますが、ナーサリーの園庭内、門の近くにある八重桜は、小さな子供を残し、若くに乳がんを患い他界されてしまった、元ナーサリー園児のお母さんを偲んで植樹されたものです。そのお母さんは元々、私の友人でもありました。毎年、この季節になるとその方を思い、娘さんの事を思い出し、微力ながら乳がんソサエティーに寄付をしてきました。 しかし、今年は寄付だけでなく、実際に自分も参加しようということになりました。母の日に、カナダ全土に渡って“Mother’s day Walk”があるのです。今までは、忙しい事を理由に寄付と言う形だけで、何となく人任せにして来ていましたが、子供も手を離れ時間も出来た今、元気に暮らしている母への思いも込め、家族で歩こうと思っています。 このきっかけとなったのは私の家族でした。最近、主人と息子がバイクライディングを毎日始めました。初めは主人だけだったのですが、楽しそうにバイクライディングに出かける主人を見て、息子も同行した所、かなり楽しかった様でそれから日課となった訳です。せっかくならば目標を決めようと言う事で、Heart & Stroke Ride for Heartにレジスターしたのです。実は4年前、義理の父が心臓の大きな手術をしましたが、お陰さまでその後も義父は、何事もなく元気に過ごすことが出来ています。でも、誰かの助けを今、必要としている人達はまだまだたくさんいます。そこで、この協会を寄付の対象に選び、父の日に主人と息子は75kmを走る事にしたのです。でも、バイクライディングできない私は、何か他の形を考えた訳です。 私は、人は皆何らかの形で助けたり、助けられたりしてお互いが繋がり合っているのではないかと思っています。これらのイベントは、募金収集も大切な目的かも知れません。でももっと、それ以上に、身近な人と手と結び合いたい。そして、身近な人から、目に見えない遠くの人にまでその思いを届かせたい。“あなたの事を気に掛けていますよ”と言う人々が増えて欲しい。そんな思いやりのある社会であって欲しい、そんな思いも込めて私は今回のイベントに参加しようと思っています。   私達の子供の世代、そしてその次の世代の社会も…これから世界の人々が思いやりのある心を持ってくれたら。でもそれは、個人の小さな第一歩から始まるのだと思います。   園長 池端 友佳理


2010年4月

驚くほどに暖かい毎日!!イースターロングウィークエンドでは、本来であれば、一桁台である気温が普段の3倍の気温だったとか!過去最高気温の記録を塗り替えたとのこと。天気がよいと気分もウキウキしてきて、とっても嬉しいのですが、地球温暖化の急速な進行の不安もあります。昨年は冷夏でしたが、今年はどうなるでしょうね。  さて、皆さまもお気づきかと思いますが、春に向けて園庭の大型遊具や各種おもちゃ、また各クラスへのおもちゃや知育玩具類、そして紙芝居もたくさん購入致しました。  また、もう少しすれば正面玄関の花壇もいつもの様に色とりどりの花でいっぱいにしたいと思います。  これらはナーサリーの予算に加え、2月に行った恵方巻きの売上金や行事のDVDセール、皆さまからのご寄付なども含まれているお陰です。保護者の皆様のご協力には心より感謝申し上げます。  今回の紙芝居も含め、日本語の勉強のための教材・テキストブックも全て日本から購入している訳ですが、インターネットの普及によって世界がこんなにも近くなったのかとつくづく思う今日この頃。  全て、インターネットで調べ、多くを比較しながら選択出来る様になった便利さ。その結果、より良い教材をナーサリーでも取り入れることができますし、園児達にも提供出来る様になりました。  日本語をこの年代の子達にどのように指導していくのか、私達教育者・保育者としても日々勉強です。しかし、トロントで育つ子供達の日本語能力は確実に上昇していますし、今後も伸び続けていく事でしょう。日本語教育に力を入れている私どもには嬉しい次第です。  ただ、その反面、ナーサリーとしてとても残念なのが、英語クラスの閉室です。バイリンガル保育園として新たな保育環境を築くことができました。日本に全く馴染みのなかったご家庭の方々とも相互の交流を深めることができました。  後数ヶ月でメロン組が閉室する事に伴い、今後の進路をお聞きした所、多くの園児ご家族がこのナーサリーが好きでここに残りたいとおっしゃって下さいました。卒園される方も、少しでも一緒にいたいと言って下さいました。  素晴しいご家族に出会うことができ、ナーサリーで私達もまた家族の様に時を過ごすことができた事、本当に嬉しく思っておりますし、これからも何らかの繋がりが私達の心の間にあると言う事を強く信じております。 園長 池端 友佳理


2010年3月

カナダ、バンクーバーでのオリンピックがついに終了してしまいました。 喜び・嬉しさ、そして悔しさ・悲しみ、多くのドラマを背景とし、多くの人々に感動を与え、一つの大イベントは幕を閉じた訳です。 我がカナダでの開催と言う事で、いつものオリンピックよりもうんと力が入っていましたし、日々のプログラムでもオリンピック色が強調されていました。 と言うより、職員もカナダTシャツを揃えたり、競技の観戦への熱の入れ方も普段以上だった様な気がします。 あ、何よりも、私池端の気合いの入れ方が影響していたのかも知れません(笑)。 個性を大切にするために、順位を着ける必要はないと私自身、常々思っています。 でも、オリンピックの様な順位は時に多くの人達へ勇気と誇りを与えるものだとも思います。 多くのアスリート達は“自分のため”と言う範囲を大きく超え、街や地域、そして『国』を背負って代表として勝負に挑みます。そのプレッシャーは想像を絶するものでしょう。 私達の国を代表してオリンピックのその場にいてくれる。そんなアスリート達を見ていると何よりも彼らを誇りに思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。 カナダ人であろうと日本人であろうと、国を背負ってそこに立ってくれている。ありがとう、その努力にありがとう。感動をありがとう。私もがんばらなくっちゃ!そんな気持ちにさせてくれて、勇気を与えてくれてありがとう。 金や銀メダルは嬉しいけれど、何よりも一人の人間として一生懸命な姿を見せてくれるからこそ感動も大きいし、そしてその一生懸命なアスリート達に自分の思いや、夢を重ね合わせて見ているのだと思います。 子供達はアスリートですね。笑ったり、泣いたり、喜んだり。一生懸命な彼らがそばにいてくれるからこそ、私達は頑張れる。感謝出来る。夢を持てる。 ありがとう、子供達。 園長 池端 友佳理